代表挨拶

まず初めにレイを励まし続けてくださった多くの方々に感謝します。
特にFacebookで出逢えた皆様は、見ず知らずのレイと私に対して心からの励ましと大きな勇気を与えてくださいました。そしてそれはレイの生命力を奮い立たせてくださったと感じております。また私自身にとっては人の温かさを知る大切な期間でもありました。
本当にありがとうございました。

振り返ると、余命宣告をされた日から数日は『もうレイとお別れなんだ』と諦めてしまい、ただただ悲しみに打ちひしがれ、後悔する自分自身に憤りを覚える日々を過ごしておりました。何の気力も起きず、絶望の縁に立たされた気分。仕事でお客様とお話をしている時以外は勝手に涙があふれ、常に気持ちは沈んでいました。いつもいるはずのレイがいない夜は、体中の血管が沸騰するような感覚、脳みそがグツグツ煮立つような感覚で、文字通り頭がおかしくなりそうでした。何かを殴りたくなったり、大声でわめきたくなったり、自分自身をコントロールできなくなる感覚に陥りました。自分が自分ではなくなる恐怖を味わいました。

そんなある日、レイとの残りの日々を全部記録しようと思い、その日記にFacebookを選びました。その動機は本名だから。レイが生きていた証拠とレイと過ごした最期の日々を書き留めるのは本名がいいと思ったからでした。
そして気づけば数百のいいねや多くのコメントを頂くようになり、それがレイと私の活力となっておりました。レイの病院を他で探そうと書いた6月2日、5,000件を超える「いいね」と500通を超えるコメントを頂きました。その中には「私の名前を出してください。そうすれば診てもらえるはずです」「○○病院の△△先生に連絡しました。ぜひお電話してください」など、赤の他人のためにこんなにもしてくれる方々もおられました。レイのために体に良いという食べ物を送ってくださったり、お手紙を下さる方、レイの絵を描いてくださった方もおられます。レイは前立腺がんのせいで排便がスムーズにできませんでしたが、おなかのマッサージを教えてくださった方もおります。思い起しながら書いている今も胸が熱くなります。
レイを応援して下さった全ての方へ、本当にありがとうございました。

約1年半ほど前、2020年10月16日、愛犬レイは天国へと旅立ちました。
そしてレイを見送り、ペットロスを隠し、仕事に明け暮れる日々を過ごしているうちに一回忌を迎えました。1年間は仕事以外何もしていませんでした。レイの死に向き合うのが怖かったからです。また自分を見失いそうで、また自分が壊れていくのではないかと。
でも1年ぶりにレイのために作りかけていた曲を、涙で前が見えなくなっても何度も聴き、一回忌にFacebookとYouTubeに投稿しようと3曲を作り始めました。これがきっかけで「恵まれないわんちゃんや、何かに苦しんでいるわんちゃんたちのためになれる人間を目指す」というレイとの約束を想い出し、そして動き出せています。

レイとの約束、それはドッグランに併設した保護犬の施設を作ることや、里親探しや困っているわんちゃんたちの手助けをすることです。資格も取得し少しずつですが前進しています。
そして立ち上げたプロジェクトが【絆プロジェクト-TRUE BOND-】です。
レイとの約束を具現化するために絶対不可欠だと考えスタートしました。

また動物愛護に並ぶテーマは自然環境保護です。
チョウチョウウオ採集をしていると、自然に触れる分、自然が失われていることを実感するタイミングがあります。このままだとチョウチョウウオもいなくなるかもしれない。だから【絆プロジェクト-TRUE BOND-】に入れました。

SNSを駆使して絆プロジェクトとして活動した内容は記録していきます。
面白いだけではなく、実用的なテーマも取り入れて進めたいと思っております。
ぜひ今後ともご支援やご声援を頂けますよう、宜しく御願いいたします。

組織概要

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